悪とは、そなたたちの影のことであるぞ。 そなたたちが隠そうとした感情や欲求が影じゃ。 見たくない自分を隠したのじゃ。 根底にあるのは恐怖。 今のすべての人間には、根底に恐怖がある。 この恐怖は、存在できなくなると思うほどの恐怖じゃ。...

愛から離れた理解はない。 善から離れた真理はない。 種が無ければ、芽は出んのが道理じゃ。 人間の智で分からんことを迷信じゃと申しているが、 神界のことは神界で無ければ分からんのじゃ。 分からんのが人間なのだから、神を求めれば良いぞ。 学にとらわれてまだ目覚めん。...

学問や知識で考えるから行き詰まるのじゃ。 それは我であるぞ。 生まれ赤児と申すのは、学も我も出さん水晶のこころ。 何もフィルターが入っていない目で物を見るこころ。 それを感じようとするこころ。 そのままを受け入れるこころじゃ。 学があると分析しようとする。...

プラスとマイナスと和合せねばならん。 ただの和合ではムになって、力出んと申した。 プラスマイナスはゼロじゃと申した。 プラスはプラスの働き、マイナスはマイナスの働きをせねばならん。 プラスは光の働き、マイナスは影の働き。 今までの和合のやり方ではならん。...

理屈は一方的なもの。 どんな理屈でも成り立つが、 理屈ほど頼りないもの、力にならんものないぞ。 大宇宙の理が神というエネルギーの御働き。 人間の理屈と宇宙の理を、よく見極めねば間違うぞ。 とらわれてはならんぞ。 他の為に苦労することは喜びじゃ。...

天国が映って地が出来ておる。 靈の国は更に立派、微細ぞ。 天界のものは光り輝き、 幽界のものは暗いという違いあるだけじゃ。 その時の状態によって変化するが、 総ては神が与えた。 限界同様、与えられているのじゃ。 天界には時間・空間もあるが、無いのであるぞ。...

小の中に大あるぞ。 小さな一人の御靈のなかに、大きな御靈あり。 無の中に有がある。 見えぬものの中に、次元を超えた有がある。 ものが小さければ小さいほど、 清ければ清いほど、 ますます内には大きなものがある。 ますます純粋なものがあるぞ。...

愛と智が呼吸して喜びとなる。 喜びは形をとる。 形がなく順序なきものは幻じゃ。 善と真とを区別せねばならんぞ。 区別のないところに働きは起こらん。 それぞれを融けあわせ、 結んで「喜び」と現われるのじゃ。 和合せねばならん。 すればする程、力強く融け合うのじゃ。...

竜体をもつ靈は、神界にも幽界にもおる。 竜体であるからと申して、神界に属すると早合点してはならんぞ。 竜神とは、人間を誕生と進化へと導くエネルギー体じゃ。 竜神にも二通りある。 地からの竜神は、誕生、成長、上昇を促すエネルギー。 天からの竜神は、降ろすエネルギーぞ。...

力そのものに力はない。 靈と肉の結びのみで、力が現われるのでもない。 プラスとマイナスと合わせて組みて、力出ると思っておるのであろうが、 一歩踏み出さねばならんぞ。 プラスとマイナスと合わせたのではゼロぞ。 力は出ないのじゃ。 御魂の力は今ぞ。 御魂の力が加わって、...

時間は、人間が作ったもの。 今が過去で、今が未来。 過去を振り返ったり、未来を見据えたりするのは、 常に今しかあるまい。 今という思考の中に、 過去と未来という幻影を映し出しているに過ぎん。 時間にふみ迷うな。 空間にふみ迷うな。 今、いるのはこの場所じゃ。...

宇宙は、御霊、真、愛との現われ。 真と愛のエネルギーで動く。 御靈、愛、真、善、智であるが、 愛と真ではない、愛真でもなく、善智でもない。 大宇宙の神々のエネルギーは、 愛という波動と真という波動じゃ。 この二つの波動が溶け合い混ざり合って 善が現われ、智が現われる。...

天から氣が地に降りて、ものが生命誌、 その地の生命の氣が、また天に反影する。 されど、まだまだ地には凹凸があるから、 氣が天に帰らずに、横に逸れることがある。 凹凸は、人間のエゴにとらわれた感情や考え方、 そして、それを強める社会の仕組み、...

心の守護神は七層の身体じゃ。 肉体が心を守っているのであるが、 肉体が主人顔してはならん。 衣として心を守っておるのぞ。 何処までも内側にある御魂に従うのじゃ。 身体についているエゴやその慾の声に従ってはならん。 順乱すと悪となるぞ。 魂の声を聴け。...

魂がなくてはならん。 魂にも隠れた魂と現れた魂とがある。 現れた魂は、そなたの魂ぞ。 隠れた魂とは、三千世界に生きる多くの自分の魂群ぞ。 このこと、先ず心得てくだされよ。 そなたたちは、父と母と二人から生まれ出ただけではない。 三人から生まれ出ておるのじゃ。...

天地の理を書き知らすぞ。この巻は白銀の巻。 天国、地獄、浄土、穢土（えど）と申しているが、 そんな分け隔ては無い。 真の天地の理を伝えるぞ。 三千の世界の中の一つが、そなたたちの世界じゃ。 この世もまた三千に分かれておる。 それは鉱物の次元、植物の次元など、...

愛の人間は深く、智の人間は広く進む。 経と緯であるぞ、縦と横であるぞ。 深い愛は、 何を見ても愛の目で見て、愛の心で包む。 広い智は、 偏見を持たず、曇りのない心で智を求める。 学ではない。 二つが織りなされ、結んで弥栄える仕組みじゃ。 縦のみでもならん。...

因縁ある身魂が集まって来て、人の出来ない辛抱して、 世界の立て替え立て直しの御用致すのであるから 浮いた心で来るなよ。 参って来ても役に立たん。 邪魔ばかりじゃ。 因縁の身魂は、どんなに苦しくても心は春じゃ。 神示を読んで心が勇まん者よ、 馬鹿らしいと思う者よ、...

男女関係が世の乱れの原因であるぞ。 男女はお互いの魂の磨き合いであるぞ。 女は男の魂、男は女の魂と申したであろう。 自分の中で育てるはずが相手に求めておる。 それを恋と申しておるが、それが世の乱れとなっておる。 お互いの魂を磨き合う関係ではなく、...

裏の仕組みに神を入れると表の仕組みとなり、 表の仕組みに人間を入れると裏の御役となる。 神を抜けは、御魂を抜けば、悪のやり方となる。 どの仕組みも分かっておらんと、 三千世界の先々まで分かっておらんと、何事も成就せんぞ。