男女関係が世の乱れの原因であるぞ。
男女はお互いの魂の磨き合いであるぞ。
女は男の魂、男は女の魂と申したであろう。
自分の中で育てるはずが相手に求めておる。
それを恋と申しておるが、それが世の乱れとなっておる。
お互いの魂を磨き合う関係ではなく、
相手に求めあう関係になっておると申したであろう。
人間の恋愛関係は長く続かん。
権力争いになるからぞ。
与えるより相手から奪おうとしておるからぞ。
自分の魂の鏡としての相手がおるのに、
相手しか見えておらんと、
そのうち相手に自分の影を見るようになるぞ。
それで不足が出てくるのぞ、醒めるのぞ。
本来の愛ある関係を目指して、
男は自分の中の女の魂に氣づけよ。
女に優しさを求めるのは、自分の中に優しさが足りんからぞ。
相手に求めて甘え合うなよ。
自分の中で両者を統合せよ。
それが内なる神とつながる道じゃ。
さすればひとりでいても、
内なる静かさと安定で喜びある生活ができるぞ。
今は、性の波動がますます低下しておる。
それを商売にしておる者もたくさんおれば、
それに操られておる者もたくさんおるからぞ。
恋は愛の最初の段階。
恋は感情じゃ。どんな感情もやがて薄れる。
薄れたから愛が無くなったのではない。
恋という感情が無くなっただけじゃ。
感情が薄れたからと申して理屈をつけて別れ、また別の者に恋をする。
男女の乱れは、感情だけの恋で終わらせるからぞ。
愛は理性じゃ。
初めからあるものではない。
育てる決意があって愛は育つ。
愛は育てる意志を持った人間に備わるものぞ。
恋の次元から高めていくことが肝要じゃ。
高まると世界の見え方が変わる。
相手だけでなく、人間を愛する、
生きとし生けるものを愛する、
その世界を作った神々を愛する、
それらの中で生かされていることに感謝が生まれるのぞ。
人間の意識が高まると、男女の乱れはなくなる。
性の氣は、聖なる氣となり、
肉体から心へと、そのエネルギーは変化する。
男女お互いが、聖なる存在だと認め合い、
神と和する働きをするのであるぞ。
人とつながって至福と安定のエネルギーをいただけよ。
人間も聖なる氣、
聖なる存在としての男女であることを分かってくれよ。
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