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三郡峠

天田郡と斑鳩郡と船井郡の
三つの郡が重なる峠

ひ)大原蛇ヶ谷 清らかな水に囲まれた大島家

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目の前には、清らかな小川が流れ、裏山からは、美味しい山水が涌き出でる。

大島家は昔も今も清らかな水に囲まれた清らかな心の主人が住む。

この家にお嫁にやって来たきよちゃんは、元氣で明るくて笑顔いっぱい!美味しい野菜を作る天才!

この家のおじいさんは、宝クジで大当たりしたのに、全部、一円も残さず、大原のためにとお寺や神社に寄付してしまう所有の概念が全く無い人だったそう。

水道みたいな利権まみれの邪悪なものは、この家には、パラサイトできない。

​きよちゃんの孫、小孫もこの家に住み続けて欲しいと切に願う。

ふ)大原蛇ヶ谷 立派な石垣の人家跡

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立派な石垣
蛇ヶ谷石垣

戦前までは、きよちゃん所より奥には、まだ人が住んでいた。石垣を見るだけで立派な家で家族の営みがあったことが伺える。

爽やかな風が吹き渡るここは「蛇ヶ谷」。すごい地名だ。ここにも伝説が残されている。

2023(令和五年)今年91になる母が大原分校一年生の時の遠足のコトを話してくれた。遠足の行き先は、この峠道の一番頂上「三郡峠(みこおりとうげ)」、当時は「長者がなる」と地元の人たちに呼ばれていた。

おにぎりを持って、水筒を持って、小さな子供達が列を作ってふざけながら、歌を歌いながら、歩いたそうだ。

その時の歌が面白い。

「おおばらじゃがたに じゃがおるげなが、怖い蛇じゃげな、うそじゃげな」

笑いあいながら、こんなお囃子を合唱しながら。。。

これ、でも、嘘でもなさそう。。。?

大原神社に蛇の髭が大切に残されている。YouTubeで少し紹介しています。興味ある方はこちらへ

大原神社を訪れた方がわかりやすくて楽しく伝説をブログで紹介してくれています。

み)ミツマタの花 ダム 関西電力送電線

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どんどん奥へ。舗装道路はいつの間にか砂利道に変わったが、車の轍はある。

お地蔵さんも道沿いにいらっしゃる。

こんな山奥に私の曾祖父は、本家と共同で山を買った。杉の木、檜を植林したらしい。いずれは、孫、ひ孫の代になったら、その木をお金に変えたらよい!と。

孫、ひ孫の時代は、教育にお金がかかる時代になった。良い学校、大学、良い会社に入る為にお金をかけることが普通になった。みんな子供の為に我武者羅に働き、田舎ではお金にならないから、勤め人になり、必死でお金を稼ぐ時代。

そんな時期、本家と分家の我が家は、楽に木を売ってお金に変えることができたそうた。そして、その山に関西電力の送電線が通った。更に貸地代が入って来た。

曾祖父さん、すごい先見の明あり!

良い?悪い?は、それぞれの判断に任せるとして、子供も大人も心に余裕がない時代へと急加速する大正と昭和の時代。お金第一主義の時代が来ると思ったのか?本家と共同で買う事で子孫が山を売ってお金に替えることが自由に単独で出来ない。それも曾祖父さんは予測していたのか???私も石松じいさんの血を受け継いでいる。私の孫、子孫

の生きる世が笑顔いっぱいの幸せな世界になっているように私に出来ることを精一杯やってみよう。

ミツマタさん、日本銀行券の紙の材料、長年ご苦労様でした。お金の時代は終わった。物質的豊かさの時代から心の豊かさの時代に変わった。さあ、どう生きるか?見てて!ありがとう!

よ)お地蔵さん道標 谷を登って次は尾根を登る

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い)関西電力送電線の鉄塔見っけ!

ま)鉄塔から長者がなるへ。三郡山へ

母は「長者がなる」は、「山のてっぺんで広くてなるいなるい所」と説明してくれた。

「なるい」とは、丹波の方言で「緩やかな平面的な」という意味。

口伝では、大昔、大金持ちの長者さんが、この山のてっぺんのなるい所に屋敷を建てて住んでいた。とっても良い人で大原の人たちの為に自分の財力を使って良いことばかりしてくれたらしい。長者さんがなるい所に住んでいる=長者がなる。

ところがこの三つの郡の頂きにある御殿の主人は、良いことばかりしていても、全然名を上げられん。

ここで一発悪いことして名をあげてみよう!と思い立ち、長者がなるを後にしました。

そして宮津の由良の海辺へ降りて、奴隷売買の悪徳商人になるのです。

そう!!え?そう!山椒大夫です。安寿と厨子王をいじめた極悪人で有名な山椒大夫。そう言えば、大原の山には山椒が自生している。質の良い山椒が自然に生えている。大原の山椒から名前を付けたのか???

辻褄が合う!実際歩いてみた。何やらストーンサークルらしきモノもあり、古代縄文の人たちの優しいパワーも感じる。宇宙と交信してたのかなぁ〜?

わ)分かりやすい道標にホッと人安心

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私の従姉妹が綾部の和木に住んでいる。和木には縁がある。

大好きなきぬおばあちゃんは、和木から大原にお嫁入りした。

私の父のすぐ上の兄(和木のオッチャン)は、和木の荒木家に婿養子として入った。

我が家のお隣さんの娘は、和木のオッチャンより二代先に和木の荒木家に嫁いだ。

和木のオッチャンから和木のサッちゃんの代になり、和木の梅と共にこの美しい里山を守ろうと、峠道も綺麗に整備し、道標も作られた。大原側は誰も何もしない。というか、里山を守ることに何の意味があるのか???分からないし、関心無し。そんな平成の時代を私も生きた。無関心に大阪で。

​令和五年の今、どう生きるか?これからどんな世の中にしてゆきたいか?と自問自答。サッちゃんたち和木チームが作った道しるべは、安心して明るい気持ちで生きる未来の灯明のように感じた。感謝です!!

り)人の祈りがこの峠を行き交った。石の道しるべ

峠の道標
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て)大峠に小峠、幾つもの分かれ道

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まるで人生。覚悟を決めて行くしかない。

誰の人生でもない。自分の人生は自分で作るぞ。怖いけど、ワクワクな方へ!えい!行っちゃお。

め)覚悟を決めたら、目の前の道が明るくはっきり見える

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まるで人生。どの道を行くか?!を決めたなら、その行く先を見極めようと行動を起こす。

見渡そうとする。感覚が鋭くなって、今まで見えていなかったものが見えてくる。楽に明るい氣持ちで歩ける未来の道が目の前に現れる。そんな感覚に。

ココ、心地よいウキウキする道ですよ〜。

く)人生楽ありゃ苦もあるさぁ〜

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まるで人生。心地良いウキウキする道を鼻歌歌いながら歩いた。

さぁ〜、脇道にそれるが、氣になる氣になる!岩根山行者堂。

行きたい氣持ちは、抑えない。いきなり、急な登りが行者堂まで続く。苦しいが心勇むから、苦しくない。どっちやねん?!心ワクワク、心臓ドキドキ、息ハァハァ、足ガクガク

る)岩根山 行者堂

まるで人生、まさかの展開。こんな山の中にこんな立派なお堂が。。。驚きと共に感動〜。

ヘェ〜!ほぉ〜

おじいさんみたいな感嘆の声が思わず出る(笑)

静かな山の中、さわさわと木々を揺らし風が吹き渡る。ただ、心と体をその場に委ねる。自然に守られている感覚は心地よい。。

む)無から有

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行者堂を後にする。しかし、行者堂に惹きつけられる。後ろを振り返りながら写真を撮る。

あそこは、ゼロ磁場だったのだろうか?心も(む)無になったような氣がする。邪念も無くなったような氣がする

余韻に浸りながら、しばらく歩を進める。

ハァ〜、人里が見える。展望台だ。ベンチもある。なんか、またホッとする。人は無に惹きつけられるけど、有で人心地ついては、また無を求めたりするんだなぁ〜。なんか般若心経にそんなこと書かれてあったような。。。

さ、邪念あるある人里に降りてゆくぞ〜。

な)何もないけど、何でもある

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なんか、全ては、心の持ちよう!な氣がして来た。

私は、何もない?いや何でもある。生み出せる。ない?ある!やっぱ、ない!え?ある?思考はぐるぐる揺らぐ。

「なぁあ」これ、この辺りの方言。最後の「あ」は高く上る⤴️

人に話しかけるとき「なぁあ」。同意を求めるとき「そやなぁあ」、「ちゃうやんなぁあ」。

日本語の母音の言葉に惹かれる私は、「な」と「あ」を会話の始めと終わりに入れる丹波の方言が氣になってしまう。

「ない」→悪い、「ある」→良い、そんな価値観を植え付けられて来たが、ないもあるもどっちもOK!

これも陰と陽、表裏一体で、我ら丹波の方言は、それを表しているのかも???と。このエリア、日本のパワーの秘密の場所かも?と一人で思考を巡らす。面白い

や)大峠は超えた。夜明け前の闇が一番暗い。

かごめかごめ

籠の中の鳥は、いついつ 出やる

夜明けの晩に

鶴と亀が滑った

後ろの正面 だあれ

私の未来の予測は、

明るい光しか見えません。

良い時代になりますよ。

大原と綾部山家エリアを隔てるこの山々で、戦国時代

同じ日ノ本の国の民同士が奪い合いと殺し合いをした。

三郡山は、正に三つの軍の勢力がせめぎ合い、てっぺんを取るため

の争いが、長年に亘って平和な縄文の民の心を蹂躙して行った。

天田軍、船井軍、斑鳩軍、神話の時代の天孫族の名前のようだ。

出口なお、王仁三郎がこの地に生きて

「三千世界の立て替え立て直し」と言った。「大峠」とも言った。

日本書紀、古事記に書かれた神話の時代の始まりが三千年前であれば、

長い長い闇の時代は、この今、令和の時代で終わる???

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