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執筆者の写真洋子

よひとやむみな 黒鉄の巻 心の中の光と影

更新日:8月29日

悪とは、そなたたちの影のことであるぞ。

そなたたちが隠そうとした感情や欲求が影じゃ。

見たくない自分を隠したのじゃ。


根底にあるのは恐怖。

今のすべての人間には、根底に恐怖がある。

この恐怖は、存在できなくなると思うほどの恐怖じゃ。

自分を見つめることが少ない人間にとって、あるはずがないと申すであろう。

それが我よしぞ。


これに氣付き解放することが身魂磨きとなる。

それに長い年月が必要な者もたくさんおるぞ。

それで、早くから伝えておるのじゃ。


その恐怖を言葉にするならば、

見向きもされず、ひとりぼっちになってしまう恐怖、

自分は本当は傲慢な人間だと氣づく恐怖、

自分に欠陥があることが知られる恐怖、

自分には価値がなく劣っていることを知られる恐怖、

自分は愚かで厄介者であることを知られる恐怖、

自分は醜く恥ずべき存在だと明るみになる恐怖じゃ。


頭で理解させるために伝えたのではないぞ。

肝に落ちると、肉体に変化が起こる。

感情に変化が起こるのじゃ。

呼吸が変わるのじゃ。

それらを体験せずに、分かったと申してはならん。


もともとこれらは、人間の御魂のものではない。

肉体に備わっておる恐怖で、生い立ちの中で強化されるものじゃ。

そして、身体に入った御魂が、成長するための課題として設けられた。


人間には、根底にエゴと共に作られたこれらの恐怖がある。

それを超えて成長していく人間と、

繕ったまま生きる人間に分かれる。


多くの人々は人生を通じて、それを隠す行動をしておる。

それらを周囲に知られないようにするために、作った自分を見せる。

正しくあろうとする者、

強くたくましく見せようとする者、

みな、毎日演技をする。

それが自分磨きじゃと思うておる。


それがゴモクとなり、

ますます多くのめぐりを生むことになる。


自分が神の子であることを信じられん者は、

これらの恐怖を抱えておるからじゃ。


斜めに光をいただくとは、このことぞ。

ゆえに、影が出来る。


隠そうとする自分と見せようとする自分、

それが光と影になる。

斜めすぎて、影が多い人間もおるぞ。

影は主人ではない。

絶対は、何と申しても絶対ぞ。


てっぺんから光をいただけよ。

陽の光もてっぺんから射せば、影はなくなるであろう。

陰がなくなって初めて、

そなたたちは自分が神の子であることが分かる。

阿呆になれよというのは、このことぞ。


影は光のない状態じゃ。

光を見せることはできるが、影はもともと存在しておらん。

光が無いだけじゃ。

光は存在するが、影は無い。

自分には闇がある、影があると申しておるが、影は自分で作ったのぞ。

光を当てぬからできたのぞ。

光をそなたの中に入れよ。

闇に光を当てよ。

それが身魂磨きぞ。


神を信じて、自分の影に光を射せよ。

光を欲するのは善、神ぞ。

闇を欲するのは悪、邪神ぞ。




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