いやはや。。。旅行業界に身を置いて30年。
前半20年は日本人の海外旅行、後半10年はインバウンド外国人訪日旅行。
「兼高かおる世界の旅」を幼少の頃、テレビで視て、すごいな~、いいなぁ~、行ってみたいな~、こんな生き方したいな~って魅了されました。
私の潜在意識に刷り込まれたのだと思います。おかげで憧れた通りの世界中をめぐる仕事の中で沢山の人達に出会いました。世界には、いろんな考え方があり、何が正しいとか間違っているとか決めるモノでもない。しかしながら全てをクリアーに仕分けて収まるべきところに収めたい!こうすべき!しなければいけない!のジャパニーズスタンダードに日本人自身ぐるぐる巻きに縛られているのとちがう?!
ちゃんとしなさい!って小さい時に怒られた。その「ちゃんと」って正しい事?
正しい、間違い その判断はその人が決めることで他人が決めることでなくて。。。
日本人は他人を裁きすぎ、仕分けしたくて仕方がない。テレビ、雑誌、SNS色々と人は自分の基準で仕分けをしている。よい人、悪い人、私より上、私より下など等。違う考え方も尊重する社会であってほしい。認めなくてよい。認められようとしてその枠にキレイに収まらなくてよい。
「ちゃんとしなさい!」に縛られている真面目な日本人は、どんどん生きづらくなる。
秩序も大切だが、もっと自由に心を緩めて生きたいものである。
今、私が扱っているインバウンドツアーの手配。お客様は東南アジアの富裕層だ。家にお手伝いさんがいてて、お抱え運転手を思いつきで呼んで行きたいところに行く。日本でも思い付きでいきなりのオーダーが入る。出来ないと断ることもあるが、母国で思い通りに人を動かしている人種なので、日本人から見たらとてもわがままだ。でも彼らは何の縛りもなく心の赴くままにとても自由なのだ。無茶ぶりをしてあっけらかんと笑っているのだ。
それも有りかな~と心を自由にファジーにしなきゃいけない!と思ってしまう私もまだまだやはり日本人。「すべき&しなきゃいけない病」から離れたいものである。
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