お一人様ツアーに旅立った。パスポートを胸元に置き、もう、誰に気を遣う事もなく、自由に好きなところに、気の向くままに。。。
本当によく頑張ったね。偉すぎるよ。この世に生きたあなたの生き様は、非の打ちどころがない。世界中を駆け巡った彼女にもう一度行きたいところは？と聞いた。ベットの上でぽつりと「フランスかな？」と。きっと、今頃、プロヴァンスの田舎でのんびりしているのでしょうね。それともパリでお買い物かな？
そういえば、天国に旅立つ日の洋服選びに任命され、彼女のお家に行かせてもらった。
６月末。彼女が建てた家、２階部分もいつかお部屋にしようという計画だった。その２階に洋服や靴、が所狭しと大量に、本当に大量に、すごい数。。。巨大なクローゼットルーム＆資料室となっていた。壊れたスーツケースも何個？？？
いつもちゃんとしている彼女が実は断捨離できない人だった！以外(@_@)びっくり。
送る私たちに、オチ まで残してくれた（笑）。
彼女の微笑みは、私だけでなく周りの人たちを暖かく優しく包む微笑みだった。遺影の微笑みは彼女のまんま、かぐや姫のまんま。
彼女が旅立つ２日前、いきなり夜、iPadが光った！ 誰かメール？line？
布団から出て、ipadをみた。違う。私が彼女に送ったショートメールだ。
それも６/3に。
「私と友達になってくれてありがとう☻ ありがとう×百万回💗」
土佐稲荷神社にて
猫の後姿に彼女の長い美しい黒髪を想像した。
そっと咲くピンクの花に彼女の優しさを思い起した。
凛と立つ土佐稲荷の狐さん、凛と生きた彼女の生き様に背筋を正して、精一杯私は生きる。笑って生きる。
ありがとう。ありがとう。ありがとう×１００万回。
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