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執筆者の写真洋子

よひとやむみな 黄金の巻 直日(なおひ)の御霊

神に言われる間はまだよい。

神との網が切れたら沖の舟と同じじゃ。

されど信じる人間よ、神を信じつつ迷信に落ちておるぞ。

日本の国の身魂が曇っていること、あまりにひどい。

外国の曇りも同様ながら、筋は通っておる。

外国は幽界人が多いから、

幽界としての筋が通っておるということじゃ。


やまとの民よ、幽界の筋で動くではないぞ。

神界の筋を通すのじゃ。

幽界の筋で作った社会の型にはめると、動きがとれんことになるぞ。

型を外せと申してあろうが。

夜の時代の人間の作った型は窮屈であろうが。

社会に適応せねばならんと言いながら、喜びをなくしておるぞ。

喜びのない社会で成功する人間は、喜びを知らん人間じゃ。


規則に従わねばならんと言いながら、考えんようになっておるぞ。

人々のための規則が、

上の人のための規則になっておるではないか。


神を見ず、上の人ばかりを見て、

自分の手足を切ったり、縛ったりしておるではないか。


型せよと申しておるのは、

神界の型を人間界に作れということじゃ。

自分で自分を監視してみよ。

神のための儀式だけでも迷信、

人の為の儀式だけでも迷信。

二つ行っても迷信ぞ。

やっても意味がない。

神と人間がつながる儀式こそが真の儀式ぞ。

それを毎日の生活に取り入れることじゃ。


顕斎(うつしいわい、けんさい)、幽斎(ゆうさい)を外としてまつるのが大祭りであるぞ。

まつるから神と融け合うのではなく、

溶け合うことを祭りとするから溶け合うのぞ。

もともと神と人間が一体でありば、祭りは必要ないのであるが、

人間はすぐに忘れるから、強化するために祭りをするのぞ。


荒(あら)、和(にぎ)、幸(さち)、奇(くし)、ミタマ統(す)べるのが直日の御霊。

疫病や禍などの荒々しい神の御技、

やさしく穏やかに和す神の御技、

流れに乗って幸せを与える神の御技、

奇跡によって幸せを与える神の御技、

それらをひとつにするのが直日の御霊ぞ。


これまで、霊界で分かれておった光と影の神々が、

それぞれに現界に現れておられたが、

神々ひとつになりなさるぞ。

ひとつになる御働きが直日の御霊。


身魂の磨けた人間にはそれが分かるであろう。

分かることで靈界の御働きの力が増すのじゃ。

これまでバラバラに働いていたたくさんの御靈を、

ひとつにするのが「みすまる」の靈魂ぞ。

その中心は影と光を司る神の気。

それが備わる人間が要るのじゃ。


このたびは、直日のみでなければならん。

神を信じ、悪魔を嫌うようではならん。

善を尊び、悪を退治しようとするようではならん。


光をもって闇を抱けよ。

光をもって闇を包み込めよ。

それが直日月の御働きとなるぞ。

さすれば、神界、靈界、現界がひとつになりて、

ひとつに和して働くようになるのぞ。


食べものに氣をつけよ。

凝ったものは食うな。




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