三エスの神宝と3エス(S)の神宝とある。
三エスの神宝の「エス」は光の言語。波動じゃ。
「光が射す」という意味じゃ。
神の神宝、三エスは玉、鏡、剣。
玉とは、御魂ぞ。
鏡とは、心の鏡ぞ。
人間が見ておる外界は、己の鏡に映し出されておる世界。
身魂の曇り方で、見える世が違うのじゃと申したであろう。
みなが同じ世を見ておるのではない。
自分の世界が暗く生きにくいと思っておるなら、
自身の鏡が曇っておる。
自分のいるところに愛を見出しておるなら、
曇りは晴れてきておる。
そして、要らぬものは、剣で断ち切るのじゃ。
三エスは、人間が神と和するために必要な宝であるぞ。
方向を見失わぬように、神が肉体に与えたのじゃ。
思い出せ。
3エスは悪の神宝。
今の人間は、スクリーンにくぎ付けぞ。
真実から目を背けさせる悪の宝ぞ。
誘惑され、操られ、
さまざまなスクリーンに心を奪われておるではないか。
悪の仕組みは、スポーツにも仕掛けてある。
何のために競っておるのじゃ。
身魂を磨くことから大きくそれた者が多いぞ。
それで金もうけをしようとする者も数知れず。
見る者はスクリーンに貼り付けぞ。
悪の仕組みは、セックスにも現われておる。
異性を操る上っ面の磨き方や、飾り方で振り回されておる。
3エスで魂を抜かれた人間がなんと多いことか。
3エスで人生を狂わしておる人間、哀れなものよ。
悪の仕組みに気づいてくれよ。
悪の神宝に惑わされないでくれよ。
一つひとつは、悪いものではないなれど、
それが目的となり、
生活の基盤となり、
小さな楽しみの元に留まり、
曇り果てたまま生きることが、悪じゃと申しておる。
悪の仕組みは、支配の仕組み。
それは天使の顔をしてやってくるぞ。
喜びを餌にしてやってくるぞ。
毒と薬、裏腹。
善きものに見えても、過ぎれば毒。
毒されておる。中毒ぞ、病ぞ。
今の人間は、一方の3エスしか分からん。
悪神の仕組みを良いことのように思うておるから、
すぐに悪に操られる。
操られておることも分からんと、よいことのように騒ぐでない。
この度は、毒と薬、薬と毒でつき混ぜて、こね混ぜて、
あっぱれこの世の宝と致す仕組みだぞ。
分かったか。
この道は、中を行く道。
良いも悪いも勝手に判断せず、中行く道じゃ。
中を行かれんのは、我があるからじゃ。
我では中におられん。
我は中に存在できん。
すぐにどちらかに揺れ動く。
力の出し方が狂っておるのじゃ。
力は余ってならず、足らんでならず。
中を行け。
そして、しっかりと手握って、
じっと待っていてくだされよ。
いくら誠じゃと申しても、教えるばかりでは何もならんぞ。
みなが誠の行(ぎょう)出来んと、この道開けんぞ。
理屈ばかりで教えるでなはないぞ。
いくら理屈が立派であっても、行が出来ねば悪であるぞ。
この世のことは人間の心次第。
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