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執筆者の写真洋子

よひとやむみな 紫金の巻 心を無にして、空に生きる

更新日:9月21日

大峠の後は、神になる人間もおれば、この世を支える人間もおる。

この世を雨風から守るために、盾となる人間もおるぞ。


人間は、具体的に言うてくれと申すなれど、

人間の申す「具体的」とは、凝り固まった一方的なものではないか。

物質界では、具体的に見えたり、聞こえたりするものであるが、

靈界、神界にいくにつれて、

具体的なものは無くなり、言葉では説明できん世界となるのぞ。


今の科学では、具体的なものを探求するが、大きいものは探求できん。


大きいことを伝えるぞ。


大宇宙は、多次元も含め、無限宇宙の中に、数千億の銀河系がある。

ひとつの銀河系に二千億もの太陽系があり、

そなたたちが住んでおる太陽系は、そのひとつじゃ。


巨大な宇宙の内部は、すさまじい高速で螺旋を描きながら、

絶対無、絶対空という根源神に向かって進んでおる。

大宇宙の進化じゃなあ。


それぞれに、人間の一生のように周期がある。

宇宙も生まれ、活動し、死んでゆく。

その宇宙の周期が終わるとき、宇宙が死ぬとき、すべてが無くなる。

そして、次に生まれしとき、新しい周期が始まる。

無の始めであり、空の入り口じゃ。

新たな段階が始まるのぞ。


過去、この宇宙も、この周期に入った。

無から始まり、有となり、また無や空となって進化しておる。

そして、死を迎え、次の周期へと進化する。


今の人間が住むこの宇宙は、下から二番目じゃと申した。

大峠となると、一旦は下の地獄のような世界へ落ちると伝えて。

そして、次の三番目の周期の宇宙へと進化する。


大峠の後、その三番目の宇宙に行ける人間、

残ってやり直す人間、一番下の世界へ落ちる人間に分かれる。

ゆえに、わたくしはひとりでも多くの人間を、

進化の方向へ導くために伝えてきたのじゃ。

分かったか。


心を無にして、空に生きよ。

絶対無、絶対空である大宇宙の進化を意識した神人となれよ。

常に、永遠の存在であるという立場で生きよ。

生きることは、死に向かって進むこと。

死は、新たな生に向かって進むこと。

生に学び、死に学ぶ。

痛みを喜びとし、喜びで進化してくだされよ。


真に生きる大道の目覚めが始まっておるぞ。

日本晴れ、世界晴れて、宇宙が晴れるぞ。

全てのものたちよ、

わたくしについて参れ。

もう迷うではないぞ。





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