大峠の後は、神になる人間もおれば、この世を支える人間もおる。
この世を雨風から守るために、盾となる人間もおるぞ。
人間は、具体的に言うてくれと申すなれど、
人間の申す「具体的」とは、凝り固まった一方的なものではないか。
物質界では、具体的に見えたり、聞こえたりするものであるが、
靈界、神界にいくにつれて、
具体的なものは無くなり、言葉では説明できん世界となるのぞ。
今の科学では、具体的なものを探求するが、大きいものは探求できん。
大きいことを伝えるぞ。
大宇宙は、多次元も含め、無限宇宙の中に、数千億の銀河系がある。
ひとつの銀河系に二千億もの太陽系があり、
そなたたちが住んでおる太陽系は、そのひとつじゃ。
巨大な宇宙の内部は、すさまじい高速で螺旋を描きながら、
絶対無、絶対空という根源神に向かって進んでおる。
大宇宙の進化じゃなあ。
それぞれに、人間の一生のように周期がある。
宇宙も生まれ、活動し、死んでゆく。
その宇宙の周期が終わるとき、宇宙が死ぬとき、すべてが無くなる。
そして、次に生まれしとき、新しい周期が始まる。
無の始めであり、空の入り口じゃ。
新たな段階が始まるのぞ。
過去、この宇宙も、この周期に入った。
無から始まり、有となり、また無や空となって進化しておる。
そして、死を迎え、次の周期へと進化する。
今の人間が住むこの宇宙は、下から二番目じゃと申した。
大峠となると、一旦は下の地獄のような世界へ落ちると伝えて。
そして、次の三番目の周期の宇宙へと進化する。
大峠の後、その三番目の宇宙に行ける人間、
残ってやり直す人間、一番下の世界へ落ちる人間に分かれる。
ゆえに、わたくしはひとりでも多くの人間を、
進化の方向へ導くために伝えてきたのじゃ。
分かったか。
心を無にして、空に生きよ。
絶対無、絶対空である大宇宙の進化を意識した神人となれよ。
常に、永遠の存在であるという立場で生きよ。
生きることは、死に向かって進むこと。
死は、新たな生に向かって進むこと。
生に学び、死に学ぶ。
痛みを喜びとし、喜びで進化してくだされよ。
真に生きる大道の目覚めが始まっておるぞ。
日本晴れ、世界晴れて、宇宙が晴れるぞ。
全てのものたちよ、
わたくしについて参れ。
もう迷うではないぞ。
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