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執筆者の写真洋子

よひとやむみな 碧玉の巻 禍

更新日:9月21日

禍というものは無い。

光を忘れ、光に背くから嫌なことが起こるのじゃ。

影が差すのじゃ。

禍とか悲しみという暗いものが無いのが、誠であるぞ。

中心は無と申してあろう。

中心は見えんから分からん。

分からんから、外のカスばかり見ておる。

それゆえ、つまらん事で、つまらん事が起こって来るのぞ。


見えぬ力が、永遠の生命と現れるのであるぞ。

見えぬ力を見る目を持てよ。

何事も起こっておらんときに、

見えぬ世界で何が起こっておるのか、意識を向けてみよ。


禍を見る目を変えてみよ。

自分の内の何が道から外れたのか、胸に手を当てて考えてみよ。

渦の種類が分かれば、見当つくであろう。

禍は神の言葉じゃ。

何を手放す必要があったのか、

何が妨げとなって道を外してしまったのか、

どんな我で靈線が切れたのか、

神の言葉は、禍の中で伝えておるぞ。

汲み取ってくれよ。


見えるものは、有限じゃ。

喉元過ぎれば熱さ忘れ、

大やけどしても、死にそうになっても分からん人間大勢ぞ。


痛みは、成長の母。

元の元の元をよく見極め、

中の中の中の見えぬものを摑めよ。

そこから正さねば、外側からばかり清めても何もならん。



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