禍というものは無い。
光を忘れ、光に背くから嫌なことが起こるのじゃ。
影が差すのじゃ。
禍とか悲しみという暗いものが無いのが、誠であるぞ。
中心は無と申してあろう。
中心は見えんから分からん。
分からんから、外のカスばかり見ておる。
それゆえ、つまらん事で、つまらん事が起こって来るのぞ。
見えぬ力が、永遠の生命と現れるのであるぞ。
見えぬ力を見る目を持てよ。
何事も起こっておらんときに、
見えぬ世界で何が起こっておるのか、意識を向けてみよ。
禍を見る目を変えてみよ。
自分の内の何が道から外れたのか、胸に手を当てて考えてみよ。
渦の種類が分かれば、見当つくであろう。
禍は神の言葉じゃ。
何を手放す必要があったのか、
何が妨げとなって道を外してしまったのか、
どんな我で靈線が切れたのか、
神の言葉は、禍の中で伝えておるぞ。
汲み取ってくれよ。
見えるものは、有限じゃ。
喉元過ぎれば熱さ忘れ、
大やけどしても、死にそうになっても分からん人間大勢ぞ。
痛みは、成長の母。
元の元の元をよく見極め、
中の中の中の見えぬものを摑めよ。
そこから正さねば、外側からばかり清めても何もならん。
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