海の巻書き記すぞ。
神とまつろうこと、身魂を磨くこと、海のように深い。
善悪、取違いするな
人間界の御教えは、
悪を殺せば善ばかりの輝く御代が来るというが、
これが悪魔の御教えぞ。
この御教えに人間は、すっかりだまされ、
悪を殺すことが正しきことじゃと信じるようになった。
愚かなことよ。
振り返ってみなされ。
三千世界の昔から幾千万の人々が、
悪を殺して人類の平和を求め願おうとも、
それははかなき水の泡であった。
悪を殺しても殺しても、
焼いても煮ても、
悪は益々増えるばかりであったであろう。
悪を殺すというその考えが、
悪そのものじゃと気づいてくれよ。
何かを憎めば、
その怒りのエネルギーが悪の餌となって、
次の悪が生まれるのじゃ。
神の心は弥栄えぞ。光ぞ、愛ぞ。
本来、悪も善もない。
ただ後光の栄えるのみ。
悪があるから善がある。
悪があるから善が分かるのぞ。
善だけでは何もないのと同じではないか。
学びも進化もない。
悪を憎む心は悪じゃと申しておろう。
悪抱きませ。
善も抱き、
悪も抱き、
融け合うところに御力の輝く時が来る。
善を活かさねば悪になる。
悪を抱き、
悪から学び、
善の糧とするのじゃ。
善悪一体なりと申しながら、悪と善とを区別して導く道は悪なるぞ。
ただ御光のその中に喜び迎えるは、善も悪もなき天国。
みな一筋の大神の働きなるぞ。
悪はない。
誠のみちに弥栄えませ。
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