大峠の後、アジアの国々やユツタの民たちと手を握り合う。
神国の光り輝く時が来るぞ。
そのつもりで織り成され。
まさに今、みな喜びて、三千年の神の御業の時が来た。
今はまだ神国、やまと国のまこと危うきときであるぞ。
ニセの豊かさと平和の時代じゃ。
ある日の夜半に嵐がどっと吹くぞ。
どうすることもできず、手足縛られ、縄付けて、
突然の大峠とともに、神の御子達が連れ去られた後には、
老人や障害のある者、女、子どもが残る。
それは、執着の少ない者、愛ある者、無垢な者、
自身の限界を知っている者、抗わない者というたとえじゃ。
神の御子たる人々はことごとく、
壊滅状態の場所で、暗く臭い場所で、暮らさねばならんとき来るぞ。
宮は潰され、大事なものはことごとく火にかけられて灰となる。
この世の終わりに近づいた。
もう戻れない出掛けた船。
ふんどし締めよ。
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