いよいよとなったら、地震、雷ばかりではない。
人々みな 、頭が真っ白になり、
「これはなんとした事ぞ」と口を開けたまま、どうする事も出来んようになる。
四つん這いになって、着る物も無く、獣となって、身動きできん者、
自ら死を選ぶ者と二つにはっきり分かれる。
獣のような我よしの者は、獣の本性を隠しておったが、
いよいよ現われるのじゃ。
火と水の災難がどんなに恐ろしいか、
今度は、大なり小なり知らせねばならん。
一時は、天も地もひとつに混ぜこぜにするのだから、人は生きてはおれん。
それが済んでから、
身魂磨けた人間だけを、神が拾い上げて、弥勒の世の民とする。
この大峠で生き残るのは、身魂の磨けた者ばかり。
神が勝手に選ぶのではない。
身魂を磨いたら、波動が変わるのぞ。
その波動が、出来事を引き寄せるのぞ。
どこへ逃げても、逃げる所は御座らん。
地下に逃げ場所を作っている者たちもおるが、役に立たんぞ。
高いところから水が流れるように、時に従ってくれよ。
身をゆだねる気持ちになってくだされよ。
いざという時には、神が知らせて、
一時は天界へ吊り上げる人間もおるであろう。
人間の戦や獣の喧嘩ぐらいでは、この世の掃除など何もできん。
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