「嵐の中の捨て小舟」と申しておったが、
今その通りとなっておろう。
どうすることも出来まい。
船頭殿、苦しい時の神頼みでもよいぞ。
心に神をまつっておくれ。
神の心地よい場を、そなたの中に作っておくれ。
そなたが我から離れた時に、神は鎮まれる
それがまつるということじゃ。
神はそれを待っておるぞ。
光が現れるぞ。
光が現れると、道がはっきりと分かってくる。
我を手放したときに見えないものが見え、
分からなかったことが分かってくる。
わたくしにだまされたと思って、言う通りにしてごらんなされ。
自分でもビックリするようにうまく事が運ぶであろう。
富士の御山に腰かけて、
わたくしは世界中を守る。
辛酉の日は、結構な日と申してあるが、
結構な日とは、恐い日でもある。
自ら命を絶つ者もいれば、
死にゆく者も増えるであろう。
波動が下がり、神とのつながりが切れる者が増えるであろう。
昇り降りで忙しくなるぞ。
五十九柱の人に、お役を願いときが近づいた。
奥山に紅葉があるうちにと思えども
いつまでも紅葉はないぞ。
そのうちにと思っていてはならんぞ。
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