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執筆者の写真洋子

よひとやむみな 上つ巻 神の米

更新日:2023年4月1日

「富士」と名のつく山はみな、神の山。

見晴らし台とは、身を晴らす場所。

見渡し台ではない。

身を晴らすのだぞ。

身を晴らすとは、身体の中に神の靈を入れられるようにすることぞ。

そなたたちの身体の中一杯に、神の力を満たすことぞ。


世界の神の山々を探してみよ。

真理を見出してみよ。

そこは神の米が出てくる場所。

それは先天の氣ともいう。

本来、生き物は先天の氣を授かって生まれてくるが、

その後、増えることはない。

それが無くなると死ぬ。

寿命というものじゃ。

我で生きる者は、その氣を早く使い果たす。

母の胎内でいただいた神の米を大事にしておくれ。


富士という名の山は、神の米を生み出しておる。

されど、それが今では少なくなってきた。

多くの人間の身魂の穢れが引き起こしておる。

それを理解し、早く御魂を磨いてくれよ。


富士を開くとは心に神を満たすこと。

日向(ひむか)とは、神を迎えることぞ。

神を迎え入れた人間は、神の使いとなり、神とともに働く人ぞ。

三千世界からのエネルギーの流れ、大自然のリズムに意識を向けて、 早く真理に氣づいておくれ。

早く心を開いておくれ。


ひむかのお役をする人は、病を治し、人々を神の方に向けさせる人間じゃ。

この真理をよく肝に落とし、間違わぬように伝えておくれ。





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