人は神に目を向ければ、神が映り、
神に耳を傾ければ、神が聞こえ、
神に心を向ければ、神が映る。
疑いある者が他人を見れば、相手が疑っていると思い、
恐れがある者が他人を見れば、自分を怖がらせているように映る。
人の心はすべて鏡。
そなたが見ているもの、解釈しているもの、分かっているつもりの世界、
すべて鏡じゃ。
自分の世の中のとらえ方を見てみよ。
すべてそなたの鏡に映っているだけだと氣づけよ。
そなたが作り出したものじゃ。
そして、その鏡は映すだけではないぞ。
そなたの波動を発しておるのぞ。
その波動は、出来事、出会う人、
すべてそなたが引き寄せ、自分に見せておる仕組みなのじゃ。
怒りが湧くのは、心の奥に溜まった怒りがあるからじゃ。
溜めた怒りで鏡が曇り、
外界で起こっていることが刺激となって怒りが出る。
溜まった怒りが、それを刺激する出来事や人を呼び寄せておることを理解せよ。
人を見下せば、相手の中に見たものが自分にあるのじゃ。
磨けた者の心に溜まった怒りは、無くなるから腹は立たん。
各々の御魂の程度によって、神の映り方が違う。
曇った人間はそれが分からんから、それが現実だと申しておる。
相手のせいじゃと申しておる。
すべて自分の曇りが現れておるのじゃ。
嫌な気持ちになったら、
鼻高な気持ちになったら、
曇っておることを知らせる仕組みじゃと理解せよ。
それを指針にせよ。
早く曇りを取っておくれ。
早く幻から目覚めておくれ。
草を見て神が見えるか。
雨を見て神を感じるか。
人を見てその人の中に神が見えるか。
身魂磨きが出来た人から、神の姿がそれ相応に映るようになるぞ。
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