神国の乱れは声から始まった。
声が乱れるということは、意識も言葉も乱れるということじゃ。
夜の時代になり、岩戸が閉じたことで、人間は神と途絶えた。
不安や恐れが蔓延していくにつれ、腹から声が出せんようになった。
こもった声、飾った声じゃ。
言葉には、嘘が多くなった。
飾りが多くなった。
無駄も多くなった。
今の人間は、喜びの話より心配や不満の話の方が多いであろう。
うれしい話を伝える方は本気であるが、聞いている人間の意識が乗りにくい。
ねたみが起こるからじゃ。
腹の立つことや恐れていることを話すときは、聞く方も真剣じゃ。
今の人間は、怒りや恐れに同調しやすい。
誰もが本気で話しておるであろう。
現実界の戦争や天災はみな、
人間の意識から、心から、言葉から起こった。
本来、分かっておる人間は、
意識の力が現実を作ることを知っておる。
その意識を言葉にすると、
もっと大きくなることを知っておる。
ゆえに、めったなことは考えんし、口にも出さん。
世界を裏で動かす一握りの人間たちは、そのことを知っておるのじゃ。
これから神代に近づくにつれ、意識と声と言葉が現実化する速度は早まる。
意識に責任を持てよ。
言葉に責任を持てよ。
そなたたちに起こることは、みな自分が引き寄せたのだぞ。
相手を喜ばせようとして嘘を言うな。
言葉を飾るな。
無駄な話はするな。
意識と声と言葉が一致すると、大きなエネルギーとなる。
誰でもその力を持っておる。
それは破壊の力でもあり、
創造や愛の力ともなる。
一致した人間の声は力がある。
身魂を磨かんと、破壊に力を使い、
邪気を溜め込むことに力を使うようになる。
恐れる者は、ますます気を減らし、みじめな生き方になる。
それでは神代とは言えん。
進化とは言えんであろうが。
そのような人間の世を、元に戻さねばならん道理、
分かったか。
声を聴いてみよ。その人間の心根が分かるぞ。
ボタンひとつで世界は動くぞ。
人間同士でつながって、込み入ってしまった霊線を、
人から神へと付け替えるぞ。
身魂を磨けば、自ら付け替えることが出来るのぞ。
これが真理の通る道。真通理(まつり)じゃ。
分かったか。
イエスを十字架から降ろしてやれよ。
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